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「死刑囚最後の日」ヴィクトル・ユゴー [書評]

iPadでユゴーの「死刑囚最後の日」を読みました。訳は豊島与志雄さんです。青空文庫のi文庫が出しているのですが、元になる本の初版は岩波文庫の1950年です。今でも岩波文庫で出ています。

死刑囚の最後の一瞬までを物語っており、心情描写が悲しいほど旨く出来ています。死刑廃止が思想の根底に流れており、誰もが一度は読んだ方がよいと思いました。

全廃が良いのかどうか未だ私には分かりませんが、とても考えさせられる本でした。

2010年4月 130.JPG


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